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ニュースの小箱
新聞やネットで流れたその日のちょっとしたニュースを取り上げ、自分なりの分析や意見などをまとめていきたいと思います。
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子供の安全のために-ICタグで児童の登下校把握-
IC(集積回路)タグを活用した新たな防犯対策システム「見守りタグ」の実証実験が新学期から横浜市内の小学校で始まるニュースをみました。
通学区内に受信アンテナを設置し、ICタグをつけた児童が通過すると、父母らの携帯電話やパソコンにメールで連絡して瞬時に居場所が把握できる仕組みだそうです。また、このICタグには通報ボタンが内蔵されていて、児童が通学路などで事件や災害に巻き込まれた場合、このボタンを押せば、父母や警備会社、近くに住む協力者にも異常が知らされる仕組みになっています。
この「見守りタグ」はNTTデータ(東京都江東区)が開発したもので、手のひらサイズの小型装置にICタグが埋め込まれています。
実証実験の舞台となるのは横浜市内の小学校で、NTTデータが主体となり、青葉区の地域住民など官民一体でつくる「安心安全情報に関する協議会」が協力するという内容でした。NTTデータでは、七月までの約三カ月の実証実験後、課題を検討し商品化を目指す方針だそうです。
これまでにも、民間のサービスとしてPHSを使った位置確認サービスやGPSを使った位置情報検索や現場急行サービス等がありましたが、これらは保護者が個々に契約して利用するサービスでしたので、親の経済力が子供の安全を左右することになります。しかし、昨今、子供をターゲットとした犯罪は、身代金目的の誘拐というパタンではなく、子供を選ばない通り魔的な犯罪というパタンが急増していますので、普通の家庭の普通の子供が、親の経済力とは無関係に犯罪に巻き込まれる可能性が高くなっています。
16年度警察白書の「地域社会との連携」では、警察官の95%が「安全は警察だけでは確保できない」と感じていて、地域住民の協力なくして、児童の安全を守ることのできない実態が浮き彫りとなっているとのことでしたので、個々の家庭での取り組みではなく、今回のケースのように地域全体で、子供の安全対策に取り組むことは大切なことだと思います。
また、このシステムはいずれ高齢化社会へも適用できるのではないかと思います。
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