ニュースの小箱
新聞やネットで流れたその日のちょっとしたニュースを取り上げ、自分なりの分析や意見などをまとめていきたいと思います。
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日航の路線廃止
JALは不振の国内線再編として、10路線前後を廃止する計画というニュースが流れていました。
地元の福岡空港に関係するところでは、福岡-青森と福岡-花巻が対象になっているとのことです。

福岡空港はもう長いこと移転計画が検討されていますが、この移転計画が浮上した当時と今では、福岡空港の状況もかなり変わってきているように思います。
以前は、国際便ではヨーロッパ各地、アメリカ本土、ハワイ、オーストラリアへの定期直行便がありましたが、今では全て廃止になってしまいました。当時の勢いでは、これからももっともっと海外への直行便が増えるという目論みだったのでしょうが、今となっては、アジア諸国への定期便がほとんどになっていて、それもジリ貧の方向です。
そして、国内便も、一部の幹線と呼ばれる路線を除けば、縮小傾向にあります。
福岡空港移転計画では、今後も福岡経済圏はますます発展して人口も増え、航空機の需要が一層高まるという考えだったのでしょうが、本当にそうでしょうか?昨年日本の人口は減少に転じました。この傾向は今後何十年と続くことになるでしょう。福岡経済圏の人口も多かれ少なかれその影響を受けます。これまで通りに増加していくという予想は成り立たない状況です。

しかも、これからは人口構成が変わって行きます。人口の中心の年齢がぐっと上がってしまうと、飛行機を利用する層は、全体人口の減少速度よりも、もっと早い速度で減ってしまうと考えられます。
それでなくても、福岡は支店経済。空港が便利なところにあるので、飛行機を利用する人が多いわけで、その利点がなくなると、飛行機の利用が減るだけでなく、支店そのものが廃止・縮小される可能性もあり、地場経済活動の停滞にもつながるでしょう。

さて、他にも廃止路線としてあげられた路線に注目してみますと、名古屋(小牧)-新北九州、神戸-仙台、神戸-熊本の3路線があります。
新北九州空港と神戸空港は最近作られた空港で、地場経済の活性化の起爆剤として期待されていたわけですが、なかなか思惑通りには行っていないようです。

新空港の建設や空港移転は、その建設事業そのものがもたらす経済効果が大きいので、建設以後の利用予想やランニングコストについては、楽観的観測のもとに事業推進してしまうケースが多々あるように思います。が、結局は箱ものですので、需要予測を誤まれば、将来的には自治体のお荷物になる可能性が大きいものだと思います。

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